待つこと5分… ようやく坂田の番がきた 俺は前に出て、袋に手を入れている坂田をじ〜〜っと見つめた。 なんで、俺がこんなに坂田と席が近くなりたいと思ってるのか… この時はあまり気に止めなかった。 「坂田さんは13番」 室長が副室長に言い終わると、次の人に袋を差し出した。 副室長はその番号を聞くとスラスラと坂田の名前を書いていった。 てか、13番って…… 俺は黒板を見て、胸のドキドキがおさまらなかった。 坂田の席は 俺の席の 前だった……。