「瑠衣くんと離れちゃったね。寂しいな。」


「隣だろ。お互い教室の前通るじゃん。」


違うのーーー


「でも同じクラスが良かったな、、、」


「しょうがないだろ。選択教科違うんだから。」


「もう、いいよ!

一緒になりたかったのは私だけだったんでしょ。」


「そうじゃない。大丈夫だろって意味。」


「私にとっては大丈夫じゃないのに、、、もういいや。


ごめん、先行くね。」


「は?おい、ちょっと待てよ!」


「あれ!どしたん、瑠衣。めっちゃ怖い顔してるぞ?


横の女の子ビビっとるぞ。お、もしかしたら彩ちゃん?

よろしくな。

同じクラスになったの初めてだけど。」


「勇斗!今そんなこと話してる場合じゃねぇんだって。」


「ううん、別にいいよ。よろしくね、勇斗くん。

ちょうど良かった。一緒に教室入らない?

知り合いがいるとはいえ、1人で入るのはやだから。」


「いーよー。行くか。」


「だから、待てって。勝手に話切るなよ。」


「なんでそんなに急に怒るの?さっきのは気にしないでってば。私の心が狭いだけだから!」