あまりにも唐突に許斐君の口から放たれた甘いセリフに、危うくお鍋をひっくり返しそうになる程驚く私。


一方私をそこまでビックリさせた張本人は、『何をそんなに驚いてんだ?』って感じのキョトン顔で私を見ている。


「な、な、許斐君今、なんて……っ//////」


私の耳がおかしくなかったら、今この人“お嫁さん”とか言わなかった…!?


「―――学校で言っただろう?もう我慢するのはやめて、アタックしまくるって」


ニッコリという擬音がマンガみたいに浮かんで見える様な笑顔をする彼に、冷や汗だかときめきだか分からない汗がオデコから滲み出た。