「あっごめんなさい!本当に言ってた通りだなって。実はその手紙、今井さんに渡してもらおうと思ってたんです。断られるのは分かってたけど、ユウキ君ってちょっとだけ冷たく見えるっていうか、だからなんか言われちゃうのかなとか考えちゃって。そしたら今井さんがユウキ君はそんな人じゃないってちゃんと伝えればちゃんと答えてくれるって、だから勇気をもってって」


「アイツがそんなこと?」


「うん!本当に仲がいいんだね!ユウキ君と今井さん」


「あっ、うん…」


仲がいいって言われて正直イラッとした。これまでだって何度も言われたことがあるし、そりゃ幼なじみだからって答えてた。なのに幼なじみとして扱われることにイラッとした。あーこれはもう言い逃れできないな。


俺は急いで学校を出た。