時は過ぎ、同居生活も終わりに近づいてきた。




同居生活をして、こいつのことを見る目が変わったよ。




翔斗の前では、素の自分でいられる。




そんなふうに、ちょっと特別に思ってきた、私に大変なことが起こるなんて、この時の私は知るよし
もない。




「ねー!麻衣ちゃん!!」




「どうしたの?唯。」




「隣のクラスに、めっちゃ可愛い子が入ったって噂なんだけど!ちょっと行こうよ!」