アイツの溺愛事情



よくわかんない一言を残して、部屋から出ていってしまった。




……! 昨日とは違う、こんな部屋の雰囲気。




わたしの部屋は、翔斗の香りでいっぱいになってしまった。

翔斗はいつも、甘くて、いい匂いがする。




はっ! 私は昨日のことを思い出す…。 「いつだって俺は、お前を襲うことも出来んだよ。」

私は昨日、襲われるとかなんたら、言われたんだった!




バカな私でもさすがにその意味は分かってしまう…。




昨日のことを思い出したら、顔が熱くなってきた。