携帯の画面を見つめたまま、玄関を出る。 どうしても彼女の様子が気になり、 気付けば彼女の自宅前まで足を運んでいた。 …現在の時刻は8時。彼女の母親は出勤が早いはずなのに、自宅前にはまだ車があった。 凄く嫌な予感がする。 どこからかサイレンの音が鳴り響く。 その音になぜか恐怖を感じ、足早に彼女の自宅をあとにした。