その時の氷空の姿は、誰よりも格好良く、直

視すれば眩しくて涙が出てきそうな、その位

明るく太陽の様に輝いて見えた。

「私は…、踊りたい。ゴールがすぐそこなの

に諦められない。たとえ、この先踊れなくな

っても、私は……。」

私は、心の中で誓うように氷空と同じように

拳を手に当て言った。

『誰かの心に火がつくような踊りをしてみた

い。』