悠斗は走ってきたのか少し息を切らせてた

「大丈夫?走ってきたの?!」

「いや、だってもう22時だし。
紗奈外だって言うからさ···
危ねぇだろ」


悠斗の言葉に
キュッと胸が締め付けられる。


「大丈夫だよ笑。こんなのいつもだし」

「彼氏は?一緒じゃなかった?」

「あ···うん笑
ちょっと用事出来たみたいで」




「····信じらんねぇ···」

と私に聞こえないくらいの声で
小さく悠斗は呟く。