君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~

ガチャと
静かに玄関のドアが開く。

ソファーでウトウトしていた私は
その音で目が覚め
玄関へと顔を出した。


「おかえりなさい」
「ただいま」
悠斗はいつものように
優しく笑いかけてくれるけど
疲れてるのは表情で分かる。

「寝てていいって言ってのに。起きて待ってなくていいよ?」
私の頭を優しくポンっと撫でる悠斗。

「悠斗仕事してるもん、寝れないよ··。ご飯食べる?今温めるね」

「ごめんな、ありがと」

それ以上、会話が続かない。

それから沈黙の食卓。
カチャッと皿が触れる音だけが響く。

いつもなら、
“これうまいな”とか
“今日どうだった?”
なんて他愛ない会話をしてるけれど。
ここ最近はこんな感じ。


悠斗に聞こえないくらい
小さいため息をつきながら
私はソファーで暖かいココアを飲んだ。