私はキッチンでお母さんと片付けをしてると
「ねぇ紗奈、話さなくていいけど。なにかあったんでしょ。」

その言葉にドキっとする。
「あ、うん。··でも大丈夫」

「なにがあったかはわからいけど。悠斗くんのお陰なんでしょ?大丈夫なのって。」

「うん。悠斗が傍にいてくれるから··安心できるの」

私の言葉をきいてお母さんは
「ならよかった。紗奈、ほんとに悠斗くんに大切にされてるのね。見てたら分かるわ」

「分かるの?」

ふふっとお母さんは笑い
「だって、悠斗くんが紗奈を見つめる視線。とても優しいもの」
って私に伝える。
その言葉にどこか、恥ずかしくなる私。