紗奈side



あれから
功くんに窓のない
部屋に閉じ込められてる私。

食べ物も飲み物も用意されてて
部屋にはテレビもあって。
ただこうしている分には困らない。


仕事にも行かせてもらえなくて。

悠斗に会いたい···
会いたいよ···



私はいつの間にか
泣き疲れて寝てしまった。



「··な。紗奈ー?」
ふと私を呼ぶ声で目が覚め
まだボーとする私の頭。

「起きろよ、それとも無理やり起こされたい?」
目の前には功くん。

ドク···
「功··くん···」