家に帰ると
一輝が俺の部屋の前で待ってた。

「一輝··」
「ん、とりあえず飲むか」
そう言って酒の入った袋を俺に差し出す。



「まさかこうなるなんてな···」
俺の話しを聞いて
ため息を付く一輝。
一輝には紗奈と功の事は話してあった。


「紗奈の意思じゃない。··なにか理由があってこうなったんだよ··」

「明日紗奈の会社行ってみればいいんじゃねぇの?··さすがに仕事は来るだろ。」

「いるといいけどな···」

紗奈が心配で仕方ない。

必ず見つけるから。
紗奈···