「ごめんね、心配かけちゃって··」
「大丈夫だよ。なにかあったらすぐに言ってね?」
「うん」


その日の午後
仕事の打ち合わせで会議があった。
新しく始まるプロジェクトの会議。

時間近くになり
会議室に入るとそこには

ドクンっ··
(なんで···?)

どうしてここに
功くんがいるの?

「伊藤さん、どうかした?」
「いえっ、大丈夫です」
と私に声をかける先輩。

功くんは私に向かってにこりと笑う。

心臓がドクドクして
痛い···