君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~

「なぁ、紗奈。今紗奈をあの家に返すのは、さすがに心配だからさ。落ち着くまでここにいて欲しいんだけど··。紗奈はどうしたい?」

俺の質問に紗奈は
「ここに居たい···。」
ってつぶやく。

「ん。それなら後で荷物取りに行こっか。心配なのは仕事行く時と帰りなんだよな··。朝は一緒に居てやれるけど。帰りはどうしても毎回は難しいからなぁ··」


できるなら迎えにいってやりたいけど··

「だい··じょうぶだよ?気をつけて帰るから」

って言われてもな。

俺は紗奈を抱きしめ
「めっちゃくちゃ心配なんだけど。そいつ、紗奈の連絡先知ってるんだよな?」

「うん···」

「ぜっったいかかって来てもでるなよ?知らない番号も全部。」