君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~

「やだ。全部俺食うよ」

「そっか」
紗奈は笑おうとするもどこか辛そうで。

「紗奈、コーヒーとココアどっちがいい?」
俺がそう聞くと紗奈は

「悠斗···」
って俺の手をキュっと軽く握る

「ん?どした?」
「どうして··何も聞かないの?怒らないの?」

そんな事···

紗奈が握る手を引き寄せ
キュっと抱きしめ

「紗奈が言いたくなったら言って。ゆっくりでいいから」
そう伝えると
再び紗奈は泣き出す。

少し紗奈は間を置いたあと

「悠斗···助けて···」

って一言呟いた。