君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~

「大学生の頃ね、紗奈ある人と付き合ってたの。初めはすごく仲良かったと思うんだけど。少しずつそれが崩れ初めてね。付き合ってるうちに、相手の本性が出てきて。···ある日、紗奈んちにお泊まりに行った時。私紗奈の身体に痣あるの見ちゃって。」

痣って···

聞きたくないけど
頭にあることが思い浮かぶ。

「なぁ友紀ちゃん。それってもしかして··」
「うん。その人、DVする人でね··」


俺が聞きたくなかった言葉。
ドクっと心臓が鳴る。

「表では、ほんっとに優しい彼氏さんって感じなんだけど。紗奈もDVされてる感じ全く見せなくて。痣見つけた時、紗奈に聞いたら話してくれて。2人っきりの時、その人の機嫌損ねたりしたら
すぐ手出されてたって。でもその分、その後はすごく優しいって。そのうち、嫌な事でも逆らったら手だされちゃうから、少しずつ紗奈も断れ無くなって。もう、1種の洗脳だよね。すごく優しくされるから、手だされても離れられなかったんだと思う。っていうか、相手が離してくれなかったのかな。」


そんな事があったなんて。
全くそんなそぶりなかったし
もちろん痣もないから
わからなかった。


「なぁ、それなのになんで別れたの?」