君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~

「悠斗··」
目からは涙が溢れてきた。

「紗奈が思ってるような事は絶対ないから。」
「昼間の事は···?」

そこから悠斗は
玉城先輩について話してくれた。

入社の時にすごくお世話になった先輩で
見た目はすごく美人だけど
身体は男性ってことも。

昼間のことも異常なスキンシップだと。
あの“私の藤崎くん”
発言も言い方がおかしいだけだって。

スマホの連絡のことも
日頃からハートマークを使う人だってことも。
全部話してくれた。

「っても信じられねぇよな?話し聞いただけだし」

信じたいけど
どこか怖い私がいた。
それは過去の元カレのことがあったから。
悠斗は嘘つかないって思っているけど
どこか怖くて不安だった。