君との恋愛物語~私の溺愛彼氏~

俺は柊に近づき

ドンっ···
「なんだよっ··?」

壁越しに柊を追い詰め
紗奈に聞こえない程度の声で

「お前可哀想だなー。紗奈めちゃくちゃ可愛いの知らないんだ?つか紗奈を満足にできなかったってことだろ、それ。」

「はっ!?あいつが下手な··」
「紗奈言ってたけどなー?“最後まで良かったの俺がはじめてだって”」
その言葉に何も言えなくなる柊。

「あのさ。次紗奈に近づいたり傷つけたらほんとに俺なにするか分かんねぇよ?」

って柊に笑いかける俺。
それをみて一瞬で顔が引き攣る柊。

柊は分が悪そうに
「あーめんどくせぇなっ···」
って部屋を出ていった。