「紗奈、今やってるのもう終わり?」

「うん、あとちょっとかな」

今は2人きりだから私をいつも通り呼ぶ悠斗。

「じゃあ、それ終わったら帰れ」

えっ?

「なんで笑? まだ仕事あるよ?」

そう言いながらコピーを取りに
立ち上がった瞬間


クラっと目眩がして


「紗奈っ!?」

咄嗟に悠斗は支えてくれた。