悠斗side

まさか紗奈が聞いてるなんて
思わなかった。

ほっとけなくて、紗奈を追いかける俺。

当然、手を掴んだのは先輩かと思ってた紗奈。
それはすごく俺にとったら辛いけどー…


泣きそうな紗奈を見て思わず抱きしめた。

俺の腕の中で泣き出す紗奈。
ただ、抱きしめてやるしか俺にはできなかった。


しばらくして紗奈も落ちついて
気づけば予鈴が鳴る。

なんか紗奈にしてあげたかった俺は
放課後、空けておくよう伝えた。

紗奈は、‘’うん‘’
って頷いてくれた。