と同時に涙が溢れ出る

「っ……」
そんな私を何も言わず、抱きしめたままの悠斗。



しばらく泣いてたら落ちついてきた。

「ごめんね、大丈夫……」

なんだか恥ずかしくなり
悠斗から離れる私。


「そっか…笑」
ってふと優しく笑いかけてくれる。

その時予鈴がなって

「あ、じゃあ…行くね」

「紗奈、」
「ん…?」
「放課後開けといて」


放課後…??


とりあえず、うんって頷いた。