《 何かの罰ゲームかと思った。 》 学年が上がった新学期。たまたま校舎で見掛けた女子生徒には[ ひろってください ]の札が首から下げてあった。 《 だが誰もそれに対して反応を示さず、どうやらそれはボクにしか見えないようで、 しかもそれは、それ以来ずっとぶら下がっていて、いつ消えるのかと気になって… 気になって…。 でも一向に消えそうにないので、仕方なく(いや、いや、失礼) ボクが拾ってあげる事にした。 》