一週間後…

 部活を終えた直斗は1人で学校を出た。

「待っていたわよ直斗」

 志保が門で待機していた。
 コレには直斗は驚く。

「バイトじゃねーの?」

「今日はオフだよ」

 志保は親戚のお店でバイトをやっていた。
 裕福な家庭の令嬢だから生活に困っているのではないけれど、親を通じて親戚から手伝いを頼まれていたのだった。

 それで小遣い銭稼ぎも兼ねて社会勉強の為にバイトをするようになった。