あれからは半年近くたった…。
 直斗芽衣のラブ関係は続いているけれどねー。

「もー! アッタマ来たーッ!」

 普段、穏やかな女子が顔を真っ赤にして怒った。

「違う! 誤解だよ誤解! 彼女とは別に特別な関係じゃねーよ!」

 相手の男子の方はカッカしまくりの女子をなだめるのが必死だ。

 女子は男子の彼女である。
 目を細め、腕を組んで男子…彼氏を見る彼女。

「どーだろう? なーんか親しそうにコソコソ喋り合っていたって言うじゃなーい!」