溶けたキャンディ

行為をし終わった後は、その人は着替えて
部屋から出ていった。
私は疲れて寝てしまっていた。
目が覚めると、お兄ちゃんがそこにいた。
私は、裸のままかと思って飛び起きると、
「体調悪くて、別の部屋で寝てるってぇ。心配したよ、大丈夫か?」
私は、服を着ている。
私の目の前には、おにぃちゃんと、あの人だ。
私は、よくわからないまま。
「う…うん。大丈夫。ごめんね心配かけて」
そう言った。
おにぃちゃんは、安心したようすだった。
「岡輝(コウキ)が教えに来てくれたんだよ。」
おにぃちゃんが言ったその人を見る。
「体調治った?…突然倒れるから心配したよ。貧血か何かかなぁ。」
そういったのは、最初に会ったまんまの優しいその人だった。
「今日は、帰るか。」
おにぃちゃんがそう言い。私たちは部屋を出た。
夢…?
いや。
かすかに痛む私の大切なところ…。
おにぃちゃんが部屋を先に出た。後から私もついていこうとした。
「またね。」
そこで私に笑いかけたその人は、少し怖くて。
でも、なんだか不思議に追いかけたくなるような、
なんか…黒いものを感じた。

あの時私が感じた、
似てるものって。
   
なんか

わかる気がした。