まぁ、それはいいとして、柚月(ゆづき)を起こしに行くとするか。
柚月は、蓮月の双子の妹だ。
部屋も隣だ。この双子は俺たちと違ってなるべく一緒にいないと落ち着かないらしい。産まれる前から一緒だからな。俺もわからなくもない。

コンコン
輝「柚月?朝だぞ。起きろ。」
柚月は、ほかの2人と比べて朝は強い。

柚「んっ。かーくん、おはよう。起こしてくれてありがとう。」

お、起きたみたいだな。
輝「うん、おはよう。さて、1階に降りようか、碧月が朝ごはん作ってくれてるから。」

柚「うん!いく!みーちゃんの、ご飯美味しいからすきー。」
ふっ。満面の笑みだ。
柚月は、優しくて、天然のふわふわ系美少女。ただ、本人は全く自覚していない。そう、無自覚なんだ。ここが問題なんだ。少しは自覚して欲しい。