少しだけ触ってみる。
小さな足首に小さな指
全てが繊細だ

…椎香ちゃん。くすぐったいよ笑笑

…あっごめん…!


わたしは興味津々で左足をいじくっていた


でもこれは前畑くんが足が不自由だという
ことが本題ではない。


彼はその足ではるかに通常の人となんら変わること
のないような生活をしているのだ。

わたしが気にする必要もない問題だった。


それよりも彼は
キスもあれやこれやも全て器用でうまいのだ


わたしはそんな前畑くんに
虜なのである。