恋愛初心者です、お手柔らかに?

ピンポーン

「はーい」

ガチャと扉が開いた。
そして、その扉の向こうに涼子ちゃんが立っていた。

「あー!絢さん!お久しぶりですぅ!」

私を見るなり抱きついてきた。

「やだ、涼子ちゃん。そんな大げさな、久しぶり。元気そうね、聞いたわよ。お母さんになったって?」

「うふふ。そうなんです。早く翔太に会ってほしいです」

涼子ちゃんの家に上がらせてもらい、息子である翔太君を見せてもらった。

感想。

めちゃくちゃ可愛い!
赤ちゃんは無条件に可愛い。
特に赤ちゃんのあの匂い!
食べちゃいたいぐらいに可愛い。

可愛いを連発して、ベタベタしていると涼子ちゃんから、突っ込まれた。

「早く、絢さんも産んだらいいのに」

なんですと?

「な、何言ってんのよ。相手もいないのに」

「こっちのセリフですよ。好きな人はいるんだから、その人の子供早く作っちゃって下さい」

「!!!わー!!何言ってんのよ!」

何言うかな、目の前に齋藤君がいるにも関わらず、涼子ちゃんは爆弾を投げ続けた。

そう。
涼子ちゃんも私の片思いの相手を知っていた。
同期って事もあって、いろんな事を教えてもらった。私の方が先輩なのに。