恋愛初心者です、お手柔らかに?

「…で、何があったの?絢。泣いてちゃ分からないでしょ?」

泣いて言葉に詰まる私に、痺れを切らした茉耶さんは、優しく聞いてきた。

「…っ、ひっく…あの…完全に振られたなと…それで悲しくって泣いてたんです」

「ふーん…って、絢!告白したの?齋藤君に」

私の肩をガシッと掴んだ茉耶さんは、前後に激しく揺らした。

「あ、あの…告白はしてないん…ですけど。振られた…も同然な事があったんで…」

あったんで、と私はさっき起こった話を茉耶さんと和己さんにした。

「はぁ…」
「ダメだ、ふぅ…」

2人とも顔を見合わして、首を横に振った。

「え?な、なんで?」

明らかに、私を見る目が呆れていた。
なんで?

「絢、お前…ほんと男の事分かってないんだな。鈍感すぎるだろ」
「こればっかりは、早合点しすぎじゃない?和己の言うように、男の人の気持ち分かってないわ」

え?なんで?

私には、さっぱり分からなかった。

「え?え?何が何だか…」

そんなに私って鈍感なんだろうか…
いつの間にか、涙も止まっていた。