私は隼人の言葉を聞いて、下っ端達の返事を聞いて、何故か少し嬉しく思った。
私自身を認めてくれた気がしたから。

でも私は
━━━━守られる資格はない━━━━

なのに何で心が温かくなってしまったんだろう。
感情なんて捨てたのに。
今まで築いてきたものが壊れてしまう。
でも.........。
ここに居たい、、


そう思ったら勝手に体が動いた。

階段を降りて下っ端達の元へ行く。
そして皆の目を見て言った。

「さっきは上から見下ろす形になってごめんなさい。改めまして、中村美優です。そして.........。隼人が言ったように私は雷姫になりました。正直私はある過去から人を信じられない。でも、、皆のことを信じたい、ここに居たい。と思ってる自分がいます。いきなりこんな事言われて皆さん納得が出来なことは承知の上です。もちろん、今すぐに認めてなんて言いません。でも、少しだけここに居ることを許してください。それで私を知って認めてくれたら本当の雷姫にしてほしいです。お願いします、、!」

そう言って私は頭を下げた。