3人の女

一発で分かった。
進学のことだ。
叱られるのかな。

「もしもし?」
「ちょっと話があるから入試の紙持っておいで」
声は全然怒ってなかった。
私はすぐに紙を持ってマミーの家に行った。

マミーはよく来たねって笑顔だった。
旦那さんもよぉ!って感じだった。

高校だけは行っておいた方が良いよ。
どれだけバカな学校でも将来役に立つから。

でも、本当に家が嫌なの。
お母さんがお父さんを叩いたりして、そんな家にいられない。
いたくない。
見てられないよ…。

私もお母さんには4人でご飯食べなさいって言ってるんだけどね。
聞く耳全然持たないのよ。
その話はもう一度、お母さんとしてみるから、今は進学について一緒に考えない?
パパも一緒に手伝ってくれるから。
1人で悩んでたんじゃないの?

お小遣いをくれない母親
とにかく金が欲しかった
金、金、金。
金さえあれば家から出られる。

いや。
旦那さんが話し始めた。
一度しか同い年の友達は同じ学校で出来ないぞ。
友達はお金では買えないんだぞ。
高校なら1つ2つくらいの差って思ってるかもしれないけど、ここはがんばって行くべきなんじゃないか?
残された家族は大事じゃないのか?

全然。

じゃあ将来の話をするけど、もし大学に行きたいって思っても高校卒業してないと入学できないぞ。
やりたい事も出来なくなっちゃうんだ。
それは、すごくもったいないことだぞ。
後で後悔するから、一緒に考えよう。

…うん。
やりたいことが出来ないのは嫌だから。
でも私、全然学校の勉強に付いて行けてなくて成績最悪なの…。

大丈夫。
私なんてほとんど学校なんて行かなかったから。
じゃ!3人で考えよう。

そして私は無事?に面接で都内で1番バカな高校に入学した。