プラネタリウムを見終わって
2人で、電車に乗り、いつもの街まで
もどることにした。



帰りの電車の中で珍しく高橋が
興奮気味に感動したことを
話していた。


「すごかったわね。
 ほんとに楽しかったぁ~~」



「うん。俺もあんなにすごいとは
 思ってなかった」



と、答えながらも俺は途中からは
天井の星よりも高橋の横顔に
夢中だったんだけど・・・



「本物の星のようだったわ」



「あはは・・そうだな」



興奮ぎみに話す高橋はかわいくて、
思わず笑ってしまった。



「また、行きましょうね」



「え?」



それって俺とまた行きたいってこと?