だけど。

少しくらいは、俺の返答が嬉しくて。それで笑ってくれていると。喜んでくれていると思ってもいいだろうか。

だって今日はバレンタインなんだから。

もう一つ、口に運ぶ。

「ほんと、うめぇよ。」

『嬉しい…!頑張って作ったかいがあったよ!』

袋を閉じて、カバンの中に入れる。

口に残ったブラウニーの味は少しほろ苦い感じがした。









飛鷹side___end