目の前に広がる大きなステージ。 Evil spotを騒がせた、あの事件が起きた場所。 近づくほど緊張感が募る。 ずっと恨んだ。 憎くてたまらなくて、毎日苦しんだ。 それでも結局、美しい。 濁った醜いこの場所は、美しいんだ。 それに腹が立って。 いつもいつも。 涙が出る。 ほら、今も。 涙が、止まらない。 「···っ、ほんっと、ずるっい···」 擦っても擦っても溢れ出す雫は雨のよう。