ドアを開けると横たわってる咲良の姿が見えた。

「咲良!?」
嫌な予感は的中。

「咲良、俺の声聞こえるか〜」
声をかけても反応はない。

首元を触ってみるとやっぱり熱があるようだった。
手首で脈を測り、すぐにベッドへと移動させた。

この調子だとかなり熱が高い。
俺は熱を下げるために咲良に点滴をした。

念のために用意しておいてよかった。
明日誕生日なのに入院はさすがに可哀想だ。

とりあえず今は様子をみても大丈夫そうだからこのまま寝かせてあげよう。