だんだんと咲良の顔が明るくなっていく。

「2人も連れてっていい!?」

「2人??」

「うん!お母さんとお父さん!写真お家にあるから!」

「じゃあ4人で行くか!」

「うん!」と笑顔になる咲良。
咲良が笑顔になると俺も嬉しかった。

初デートのプランを2人で考えているとあっという間に時間が過ぎ、気付けば1時間が過ぎていた。

今日は宿直ではないからあともう少しすれば仕事が終わる。

帰る頃にまた顔を出そう。




そして帰る頃咲良の病室に顔を出すと咲良はぐっすり眠ってしまっていた。