「その足でどーやってバイトすんの?」
私の右足は二ヶ所にヒビ、一ヶ所は折れていた。

「これくらい我慢できます!」
私がそう言うと

「ここ痛いだろ?」
と意地悪そうに私の足を触りながら先生は言った。

「いっ……たぁ………」
思ったよりも痛くて涙が出てくる。

「今の咲良ちゃんにはバイトどころかまともに歩くことも出来ないんだよ。」

「だから……」

「俺と付き合えよ」