麗龍&鈴蝶

ビクッ

奏の体が少し震えて見えた

奏「…俺に触んじゃねぇ…」
そういった奏は少し恐怖心を持ったように霖を睨みつけた

霖「お前、一体何者だ?殺気と言い、博斗さんのことをあだ名で呼ぶとか普通のやつじゃないだろ?」
霖がそう言った。霖は気づいてないのかな?
奏が恐怖を感じていることを

奏「教えるわけないじゃんwてか、そんなに疑われてんのに教えるバカがどこにいるんだよ」
奏は少し馬鹿にしたように笑いながら言った

武「それなら、無理やり言わせるしかないですね」
武のその言葉を合図に僕らは一斉に奏を取り囲んだ

一瞬驚いた顔になった奏は、直ぐに真顔に戻り

奏「おい、ここ何階だ?」
と聞いてきた

霖「5階だ」
霖が答えた後、奏がボソッと

奏「ボソッ)そっか、5階しかないのか…」
と呟いた
僕がその言葉の意味を考えていると

ダンっ

奏がいきなりフェンスの上に飛び乗った

秋斗「え?危ない!!奏、危ないよ!」
秋斗がすかさず注意した

春斗「そこから落ちたら死ぬよ?」
僕も注意する

ニヤッ

少し奏の口角が上がり

奏「それじゃあ鈴蝶の皆さんご機嫌よう」

そう言い残し、飛び降りた!

霖「!?おい、危ねぇ」

僕らは慌ててフェンスに近寄った

クルクルクルッ

スタッ

奏は空中で3回転し、綺麗に着地
1度だけ僕らを見てどこかに歩いていった

しばらく僕らはその場から動けずにいた

霖「おい、武」

武「なんでしょう」

霖「奏を調べさせたろ?何か情報は掴めたか?」