「ポテトスキー。

おいおい、ポテトスキー!」

とあたし。

田舎のバス亭だ。

ポテトスキーは男子高校生。

「なんでしょう?
ようさん」

「コーラが欲しいのだが?」

「飲みかけですが?」

「おいおい、ポテトスキー

ポテトスキー!

喉が渇いているうえに炎天下なんだよ!」とあたし。

ポテトスキーが大人しくコーラのペットボトルを差し出す。

「宜しい」

とあたし。