「ごめんなさい、お姉ちゃんに見られたらややこしいから…」



「わかってるよ、今日は会えて良かった……じゃあ帰るね」



申し訳ない気持ちでいっぱいになってたら、もう一度振り返って最後のキス………



髪を撫でられて優しく微笑む。
幸せな瞬間。
離れたくなくなる瞬間。



「でもいつかはちゃんとご挨拶しないとな」



「え……?」



それだけ言い残して出て行った。
カーッと顔が熱くなるのを感じてる。
いつかは認めてもらわなきゃいけない人でもあるから。
そういう意味で言ったんだと思うと顔から火が出る想いだった。



ヤバイ………



どんどん好きになるよ………




止まらなくなるよ………