私はお腹が空いていた。


もう、大きな音で鳴り響くとか、獣が唸るみたいだとか、そんな領域は通り越していて、あまりの空腹に身体全身の力が抜けていくほどだった。

喉だって乾いたし、お風呂にもまる一日入ってない。

スマホの充電だって切れた。


なにより…心が疲れた。



私は、ゆっくりと地面に腰を下ろした。