ユニフォームで豹変する彼



店の中

「ご、ごめん部活で疲れてるのに」

「ううん、八塚くんも今日疲れてるんでしょ」

「あの」

修平、深呼吸していた

「やべぇ緊張する」

「今日は拓海に隠れられないよ(笑)」

「うん、ずっと考えてたのに……」

「この間ちゃんと話せたのに?」

「ユニフォーム着てる時は、だ、大丈夫」

下向く

「ねぇ、顔上げて」

「あっ、ごめん」

優佳の顔を見ると修平は顔が真っ赤になっていく

「き、木下さん、好きです。俺、俺のか、彼女になってください」

頭を下げる

「昨日私が言ったことわかってくれなかった?」

「なんとなくわかったけど、俺は木下さんに側にいてほしいから、その、告白したんで、木下さんのせいで俺がバレーをおろそかにすることは絶対ない!」

ハアハア、修平は一気に言い切った

「試合より緊張した」

飲み物を一気に飲み干した



「電話は大丈夫なんだよね?」

「顔が見えないから」

「慣れたら話せるようになる?顔見れる?」

修平の顔を除きこむと真っ赤のままだった

「な、なる、慣れるし、バレーも頑張る」

「あたし、結構ポンポン言うよ?」

「言ってくれてかまわない」

「じゃあ、ほらまた……顔あげて」

修平は顔をあげる

「最初会ったとき、拓海に隠れてかわいいって思ったんだよね、で、階段で会った時かっこいいと思った。どっちが本当の八塚くんだろうって」

「どっちも俺」

「色んな八塚くんを見てみたくなった。いいよ、付き合おう」

「本当?」

涙目になる

「早くも違う八塚くん?(笑)泣かない!」

「嬉しくて……」ぐすっ…

「ありがとう、私も……名前呼びして」

「優佳ちゃん」

「呼び捨て!」

「ゆ、優佳」

「(笑)修平、よろしくね」

「こちらこそ、あまり会えないけど電話するから」

「うん、無理しないでね、バレー頑張る修平がいい」

「ありがとう、遅くなってごめん、家の人心配するね、送るよ」

「うん、出よっか」

修平は優佳からの質問に色々答えあっという間に
家の前

「送ってくれてありがとう」

「明日からまた朝練だから」

「わかった、じゃあね」

優佳は手を軽く振る

修平も手を振りながら帰っていった



次の日の朝

「よかったね」

「うん、拓海から話を聞かなかったら断るか保留してたかも」

「拓海のナイスフォローだね」

「必死で伝えてくれた、真っ赤になって、かわいかった」

「優佳は世話好きだからねー、あたしがついてなきゃって思ったんでしょ」

「まーね、泣き出すし(笑)」

「えっ、意外」

「でしょ?だからかも……色んな修平を見たい、やっぱりかわいいんだよ(笑)私しか知らないって嬉しくない?」

「はいはい、行くよ」

二人は電車に乗って学校へ向かった