二人は電車を降りた
「どっかで時間つぶすよ、じゃあな」
拓海は修平を見送り、駅のホームのベンチに座っていた
しばらくして優佳達が降りてくる
梓が拓海を見つける
「あれ、拓海どうしたの?」
「木下を待ってた、今日の修平の落ち込みよう半端ないんだけど、クラスでもひどかったらしいぞ」
「優佳もだよ、ぼーっとして、素直になればいいのに」
「何で修平ダメなんだ?俺は薦めるけど」
「……最初の印象と違いすぎて、試合見ていくうちにファンも多くて私とは違う世界の人なんじゃないかって……あの人見てたらやっぱり上にいく人だよ、私なんかとつりあわない」
「優佳は、もう八塚くんのこと好きなんだよ、毎日本を見てるし、応援だって行ったんだから、なのに変なこと言いだすからさ」
「修平はさ……女子とも恥ずかしがって話せなくてさ、ファンがきても頭下げるだけで、それがユニフォーム着ると変わるんだよ、堂々として、大きな声もだせる、目付きもかわる、恐いくらいに」
「それは試合を見てわかった」
「でもその集中力はいつまでも維持できない、ユニフォーム脱いだ時、気が休まるんだよ、朝の木下の顔みるのが楽しみだったみたいだし、小心者の修平が、頑張ってお前に伝えることをわかってほしい」
「うん……」
「無理に付き合えってことじゃないからな、修平が何をいうか俺は知らないし、ただ知らない奴はやっぱり修平の変わりようにびっくりするから、友達として教えてあげとこうかなって」
「わかった、連絡する」
''駅についたよ''
''ドーナツ屋にいる''
''わかった行く''
「じゃあいってくるね」
優佳は先に駅を出た
梓達二人も駅を出る
「だいぶ待った?」
「今日は6時に終わったから(笑)でも、修平のこと言っとかないと」
「私でも最初と違うって思ったもん」
「だろ?」
「優佳って自分のことは後回しにする子でさ、中学の時も好きな男子と超仲良かったのに好きな人がいるって逆に相談受けてさー、優佳もまた協力して二人付き合うようになっちゃって、一人で泣いてたよ、私は見ちゃったけどね、可哀想だった」
「でもそれは告白しても無理だったんだろ?倉本だろ?」
「うん」
「彼女できたって喜んでたからな、相手聞いて木下じゃねーのかよって、男子は思ったから木下に振られて次の子にいったんじゃねーかって少し噂になってた」
「そっか」
「あの二人もう別れてるぞ」
「優佳に素直になってほしい……話かわるけどさ、セッターの子、友達とかわいいねっていってたんだけどモテるでしょ」
「うちのキャプテン、三年、彼女あり
「はぁ」



