「もう、ガキじゃねえんだから」 「うわっ」 そう言って、私の腕をどかし、洸太郎が私の頭をチョップした。結構強めにやられたようで、頭が痛かった。 もう昔みたいに隣で泣いてた洸太郎ではないらしい。 確かに小さいころの洸太郎ではないことはわかるけど、なんか違和感。 「仕返しだ!」 私も反撃し、少し背伸びして洸太郎の頭にチョップをいれた。「いてっ」と言って、笑う洸太郎だった。