「そういえば、店長。このお店されて、どのくらいになるんですか?」
「3年です」
「あら、意外と……」
「『続いてる』って?」
「ち、違います!割と最近に出来たお店なんだなぁ、って。気づいたら、行き付けになってたので」
「いつも、ありがとうございます」
店長は無表情のままで、浅い会釈をした。
その仕草が愛らしく見えて、口角が自然と上がってしまう。
店長といい感じでいると、すかさず割り込んでくる人がいる。
「みさおさんってさぁ」
「何ですか」
「みさおさんってさ、壮のこと、やたら褒めるよね」
「そりゃ、スゴい方じゃないですか。一人でお店立ち上げて、切り盛りされて」
私が素直にそう言えば、吾妻さんが少し拗ねた表情になった。
冗談でつくっている表情だと言うことは、もちろん分かっている。
だから、構わず、喉にまた爽快なミントを通した。
「3年です」
「あら、意外と……」
「『続いてる』って?」
「ち、違います!割と最近に出来たお店なんだなぁ、って。気づいたら、行き付けになってたので」
「いつも、ありがとうございます」
店長は無表情のままで、浅い会釈をした。
その仕草が愛らしく見えて、口角が自然と上がってしまう。
店長といい感じでいると、すかさず割り込んでくる人がいる。
「みさおさんってさぁ」
「何ですか」
「みさおさんってさ、壮のこと、やたら褒めるよね」
「そりゃ、スゴい方じゃないですか。一人でお店立ち上げて、切り盛りされて」
私が素直にそう言えば、吾妻さんが少し拗ねた表情になった。
冗談でつくっている表情だと言うことは、もちろん分かっている。
だから、構わず、喉にまた爽快なミントを通した。



