それからすぐ、母は息を引き取った。 わたしが生まれて約12年経っていた。 私は父も失いたくはなかった。 だから、触れることの無いようにしていた。 そんな私をみて、父は寂しそうに笑っていたけど、 それ以上何かしようとしてはこなかった。