やばいやばいやばいやばい
腕握られてる!

「ちょ…まっ……離して!」

彼は私を無視して握った腕を離さない

「離してってば」
私が強く腕を払った

「一体なんなの! いきなり腕を握って外に連れ出して、あなたとは今日で終わりって言ったでしょ!」

私は息を荒げて言った。

こんな大声を出したのは久し振りだ。