君にサヨナラ

その夜私はベッドの上で考えた

亮君に言われた

『怖くないの?』

って言葉だ

あの時は流しちゃったからな

でも、怖いのかな私…

怖くないって言ったら嘘になるけど

じゃあ、怖い?

って聞かれると、うーん。ってなる

私が死んだらお母さんも大変な思い
しなくて済むだろうしな…

それに、私なんかが死んでも誰も
悲しんでくれるはずがないんだから

柚希の事1人にしちゃうかも
しれないけど

柚希も多分後ちょっとで退院出来る
と思うしな…

柚希には幸せになって欲しいな

自分の余命の事なんかより他人の幸せの
事を考えてる私はやっぱり



─死ぬ事は怖くないのかもしれない