君にサヨナラ

學が手を差し出すと亮君は
ギュッとその手を握った

「またね!南乃花ちゃん!」

可愛すぎる!

きゅんってきちゃいましたよ…

「あ!」

と叫んで私は慌てて亮君の元へ
駆け寄った

「亮君!」

「ん?」

「今日お姉ちゃんと話した事はみんなに
内緒だからね!約束!」

亮君の耳元でコソコソ囁いた

すると亮君は

「うん!約束!」

と言って學と繋いでない方の手の
小指を私に差し出した

「指切りげんまん!」

私も自分の小指を重ねて
指切りげんまんをした

「なんだよ内緒の話って」

その様子を見ていた學が声をかけてきた

「秘密だもーん!」

亮君は學の手を離して病院の方へ
駆け出した

「あ!亮!教えろよー」

その亮君を追って學も駆け出した

私はなんだか心が少しだけ暖かく
なったような気がした